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成蹊高校の「スクール・ダイバーシティ」が大学の授業でトークライブを行いました

2017年 07月 31日

成蹊高校では「スクール・ダイバーシティ」という活動を行っています。排他的な空気が社会現象として表れるなか、「普通」を求めがちな学校的空気の排他性もあわせて考えたいということで、社会科の久保田善丈教諭が「マイノリティ性、多様性を認め合うことを大事にする活動をしたい」と呼びかけ、2013年12月に発足。在校生、卒業生、教員有志のグループで、その活動は校内に留まらず広がっています。

7月10日、大学の「人権とジェンダー」(担当:文学部国際文化学科 竹内敬子教授)において、久保田教諭と活動に参加している生徒たちによるトークライブが行われ、コンセプトの説明およびこれまでの校内における働きかけや活動の紹介がありました。

この科目では、人権という視点を重視して現代社会におけるジェンダーをめぐる様々な問題について学びます。ジェンダーをめぐる問題は、労働、教育、家庭、メディア、スポーツなどあらゆる場面において起こります。この日はこれまで授業で学んで来た「ジェンダー」や「性の多様性」を越えて、さらにはあらゆる多様性を越えてすべての人が生き生きと生きることの出来る社会を作ることを、まずは自分がいる「場」で「実践」している成蹊高校生から学びました。

スクール・ダイバーシティのコンセプトは「マイノリティ性-多様性-可能性」。学校的空気とマイノリティ性はなかなか両立せず、「学校」という制度自体が「みんな普通」を求めてしまい、一人でいることや人と違うことは生徒にとって苦しさを感じさせます。そんな中だからこそ、いかなるマイノリティ性も排除せず互いを尊重し、安心して自分らしい学校生活を送れることを求め、「多様性と平等についての宣言」を生徒手帳に掲載することを一つの目標としています。
性別、国籍などはもちろん、性的指向、価値観、趣味、家庭環境など人それぞれです。人と違うこと、マイノリティであることをむしろ大切にする。マイノリティ性は多様性であり、そしてそれは可能性であるため、人と違うことをポジティブに捉えることが大切だ、ということでした。その他にもこれまでに取り上げたジェンダーの問題について触れていましたが、どれも私たちの日常生活の埋め込まれているものでした。

大学生が高校生から学ぶ貴重な機会であるため、受講生はスクール・ダイバーシティのトークショーを熱心に聞き入っていました。これは小学生から大学院生までがワンキャンパスに集う本学の環境だからこその交流です。生徒と学生が学校間の垣根を越え、多様な価値観を持つ人々と触れ合い、学び合う有意義な時間となりました。